博多座25周年記念！ そして博多座オリジナル5作目！
2024年4月に博多座で上演予定の『新生！熱血ブラバン少女。』のキャストが発表された。
2017年3月、博多座自主制作公演『熱血！ブラバン少女。』が上演された。作品のもとになったのは、地元の精華女子高等学校吹奏楽部によるCD「熱血！ブラバン少女」。同CDは2014年の発売後、オリコン週間チャート・クラシック部門にて5週連続1位を獲得、3万枚を超える大ヒットを記録した。なんと実際に現役の同校吹奏楽部メンバーがゲスト出演して、観劇しながら「これぞ地元を題材にして、地元の人を巻き込んだ、地元の劇場ならではの作品だ」としみじみしたのをよく覚えている。
今回は博多座25周年記念作品として、完全新作版の『新生！ 熱血ブラバン少女。』が上演される予定だという。その出演者の情報が解禁された。前回に引き続き、博多華丸さん、星野真里さん、宇梶剛士さんが出演。（あ、斎藤優さん、神田朝香さんも。）前回は作・演出がG２だったが、今回は演出を花組芝居の加納幸和さんが担当するようだ。それで花組芝居の小林大介さんが出演する。そしてまた今回も精華女子の吹奏楽部メンバーが舞台に上がるらしい。吹部の現役高校生たちはめったにない良い経験になるだろうなぁ、なんて思いながら、精華女子吹奏楽部のHPを見てみると…
いやぁ、失礼しました。聞きしに勝る受賞歴の数々。国内外で演奏し、テレビ収録の経験も。2019年には博多座「市民檜舞台の月」（12月に市民が博多座の舞台を利用できるのだ）において『ミュージカル 若草物語』までやっていた…。レベルの高い演奏だけでなく、きっと度胸もあるんだろう。
そしてなんと、この舞台で一緒に演奏する女子生徒役を全国から募ってオーディションもするらしい。「その他大勢の吹部メンバー」として出演するというより、音楽でちゃんと作品に参加・貢献するという自負があるんだろうな。
舞台は来年4月、チケットの一般発売は来年2月17日だ。福岡の地元民としては、博多座の周年記念を祝う意味でも、劇場の自主制作を大事にしたいという点でも、そして地元で音楽に青春をかける女子高生たちを応援する点でも、見逃すわけにはいかない。来春が楽しみである。
