『2.5次元文化論 舞台・キャラクター・ファンダム』須川亜紀子

 本の紹介(9)『2.5次元文化論 舞台・キャラクター・ファンダム』須川亜紀子 青弓社 2021年   いつの頃からか「2.5次元芝居(舞台)」の数が急増して、私の周りにもファンがいる。それで、いつだか私も勉強のために見に行こうと、『テニス...
映画

映画『六つの顔』

 ●六つの顔監督・脚本:犬童一心出演:野村万作、野村萬斎、野村裕基、三藤なつ葉、深川博治、高野和憲ナレーション:オダギリジョー題字・アニメーション:山村浩二音楽:上野耕路監修:野村万作、野村萬斎感想 狂言師、野村万作のドキュメンタリーである...
福岡の演劇の歴史

福岡の演劇の歴史2 放送劇団③ KBC放送劇団-2(インタビュー編 園田晴久さん)

<KBC放送劇団 園田晴久さん>2006年5月29日、30日インタビュー*園田さんは、五大学合同演劇祭で活躍し、KBC放送劇団創設を働きかけ、そして劇団道化を設立し…と福岡の演劇シーンで重要な役割を果たした方である。 東京に育ち高校から福岡...
福岡の演劇の歴史

福岡の演劇の歴史2 放送劇団③ KBC放送劇団-1

KBC九州朝日放送  九州朝日放送は福岡で二番目に誕生した民間放送局である。1951(S26)年に予備免許を受けながら権利を放棄した西日本放送の関係者に朝日新聞が協力することになり、1953(S28)年、本間一郎を社長として久留米市日吉町の...
福岡の演劇の歴史

福岡の演劇の歴史2 放送劇団② RKB放送劇団-3(インタビュー編 菊地宏道さん)

<元RKB音楽効果団員 菊地宏道さん(本名) 野上(旧姓)/野々宮洋(ペンネーム)さん> 2025年5月、6月取材 「音のレジェンド」と呼ばれる菊地宏道さんは、1928年、満州に生まれ、今年97歳になられる。戦後に日本に戻られたが大変な苦労...
福岡の演劇の歴史

福岡の演劇の歴史2 放送劇団② RKB放送劇団-2(インタビュー編 若尾延子さん)

<元RKB放送劇団員 若尾延子さん> *2006年5月に取材、New Theatre Review21号(2006年6月)より 若尾さんは1921年生まれの85歳(2006年当時)。地元福岡では、「このうまさは食べんと分からん分からん」のセ...
福岡の演劇の歴史

福岡の演劇の歴史2 放送劇団② RKB放送劇団-1

RKB毎日放送 九州で初の民間放送会社としてスタートしたのがラジオ九州(RKB)、現在のRKB毎日放送である。1951年に全国14地区16社に放送の予備免許が与えられたのだが、当時は放送に使用できる中波周波数帯をほとんどNHKが使用していた...
福岡の演劇の歴史

福岡の演劇の歴史2 放送劇団① NHK福岡放送劇団

放送劇団とは 放送劇団とは、放送局が作った専属の劇団である。生放送で始まったラジオ番組のCMやドラマなどに出演し、時代がテレビに移行しても出演していた。地方局においては「放送劇団員」たちが、劇団の解散後に独自に劇団を作ったり俳優をしたりと地...
レポート

レポート「有☆タカプレゼンツ」の『ルーーープ!』のゲネ」を見る

2025年7月24日(木) @西門司市民センター*kitaya505の北村さんから、「有☆タカプレゼンツ」の『ルーーープ!』のゲネを見に来ないかと声がかかった。子ども向けの演劇作品だという。「有☆タカプレゼンツ」とは、北九州市を拠点に活動す...

『梅津只圓翁傳』(復刊)杉山崩圓ほか

本の紹介(8)『梅津只圓翁傳』(復刊)杉山崩圓ほか 少々不思議な構成の本である。梅津只圓(しえん)という黒田藩喜多流の能楽師の銅像を再建しようとした実行委員会の状況説明(中間報告も含む)と、無事に再建できた報告(収支報告も含む)、この二つの...