福岡の演劇の歴史

福岡の演劇の歴史

福岡の演劇の歴史4 福岡現代劇場④

3.第二期:停滞そして猿渡個人の活躍、1978年頃から10年ほど 『アンティゴネ』上演を最後に、現代劇場は10年ほど劇団としてはパッとしない時期をむかえる。その理由はいくつか考えられるが、その前に第一期のピークとも言える『アンティゴネ』につ...
福岡の演劇の歴史

福岡の演劇の歴史4 福岡現代劇場③

2、第一期:創立から約20年、政治の時代 「現代劇場はいわゆる労働者の演劇だからね。左寄りの」と長年、現代劇場を見続けた於保清人(劇団焔)は言った。また初期からのメンバー富原智一も「…『あかはた祭』に出たりしてるからね。(略)60年安保、7...
福岡の演劇の歴史

福岡の演劇の歴史4 福岡現代劇場②

 「福岡現代劇場」(以後、「現代劇場」)は1958年3月に結成した劇団である。主宰は猿渡公一、2020年に他界するまでの62年もの間、自劇団の公演はほぼ全て彼が演出をしてきた。猿渡が他界してから劇団の活動は行われていないが、合同公演を含める...
福岡の演劇の歴史

福岡の演劇の歴史4 福岡現代劇場①(…の前に「劇団なかま」と「劇団焔(ほのお)」)

*戦後まもなくから活躍してきた老舗劇団といえば、私には5つの劇団が浮かぶ。「劇団生活舞台」「福岡現代劇場」「劇団道化」「劇団アトリエ座(「どらん小劇場」として旗揚げ。のちには「夢工房」と改称)」「テアトルハカタ」である。始まった時期はそれぞ...
福岡の演劇の歴史

福岡の演劇の歴史3 生活舞台④

第三期 モスクワ公演と、主宰の退団、その後 2004年に劇団生活舞台は創立50周年を迎えた。独自性のある活動をしてきたが上演頻度は低く、だがマイペースを保持したから50年続いてきたといえるのかもしれない。その劇団の活動のピークにモスクワ公演...
福岡の演劇の歴史

福岡の演劇の歴史3 生活舞台③

第二期 モスクワ公演前 生活舞台の第二期の特徴は、大きく2つある。1つに地域を題材にした芝居を創作したこと、もう1つは身近な社会問題を提起する芝居を手掛けるようになったことだ。 「生活舞台2」で述べたように、徳永瑞夫が福岡を離れた(1960...
福岡の演劇の歴史

福岡の演劇の歴史3 生活舞台②

第一期 徳永瑞夫とその影響 さて終戦後からの5年間はこのような文化活動が興隆するのだが、1950年に大きな出来事が起こる。朝鮮戦争を前に占領軍命令としてレッド・パージが強行されたのだ。レッド・パージとは、共産党員やその関係者の公職追放である...
福岡の演劇の歴史

福岡の演劇の歴史3 生活舞台①(…の前に「珊瑚座」)

*「劇団生活舞台」は、福岡市にある創立70年を過ぎた老舗劇団である。1954年7月に創立した。活動には波があったものの、プロでもない劇団がこれほどの歴史を持っていることは大変珍しい。だが何よりもこの劇団を特徴づけるのは、戦後間もない頃から始...
福岡の演劇の歴史

福岡の演劇の歴史2 放送劇団③ KBC放送劇団-2(インタビュー編 園田晴久さん)

<KBC放送劇団 園田晴久さん>2006年5月29日、30日インタビュー*園田さんは、五大学合同演劇祭で活躍し、KBC放送劇団創設を働きかけ、そして劇団道化を設立し…と福岡の演劇シーンで重要な役割を果たした方である。 東京に育ち高校から福岡...
福岡の演劇の歴史

福岡の演劇の歴史2 放送劇団③ KBC放送劇団-1

KBC九州朝日放送  九州朝日放送は福岡で二番目に誕生した民間放送局である。1951(S26)年に予備免許を受けながら権利を放棄した西日本放送の関係者に朝日新聞が協力することになり、1953(S28)年、本間一郎を社長として久留米市日吉町の...